【ロシア】エルブルス山
2024年2月13日午前11時頃、エルブルス山でガイドと一緒に滑降していたスノーボーダーがクレバスに転落した。8人のグループは標高4,000メートルから滑降、ガイドは先頭と最後尾に1人ずついたが、スタートしてから約10分後、500メートルの地点で停止中に2人のスノーボーダーがクレバスに落ちた。その様子はメンバーのカメラで撮影されていた。グループは救助隊を要請、20分後に2人の救助隊員が到着。1人目のスノーボーダーは身長ほどの高さに落ちただけだったので、グループのメンバーによって引き上げられていたが、もう1人は15メートルの深さに転落していた。幸運にも雪がクッションとなり無事だったが、救助隊員が彼を引き上げるのに1時間かかったという。落ちた穴は直径1メートルのものだった。このグループはバックカントリーに必要なロープやビーコンなどの装備を持っていなかったことが指摘されている。
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