女子大生、指示されてATMに放火

【ロシア】クラスノヤルスク地方クラスノヤルスク
2024年12月20日、19歳の女性がATMに火を放ち、自らも火傷を負って病院に搬送された。女性はI～II度の火傷、熱傷性ショック、および熱吸入傷害を負い、重篤な容態で治療を受けている。
女性はクラスノヤルスク教育大学(Красноярский педагогический университет)に通う19歳の2年生だった。

女性は中央銀行の専門家を装った詐欺師から電話を受けた。詐欺師は「女性の両親が非友好国の支援をしており、法執行機関の監視下に置かれている」と信じ込ませ、女性が行動を起こさなければ両親は刑事責任に問われると脅した。女性は両親を救うために詐欺師の指示に従った。詐欺師は、ガソリンを購入して警察署の車両に放火するよう命じた。しかし、指定された警察署に車両がなかったため、そのことを詐欺師に報告した。詐欺師は次に、近くの銀行支店に向かいATMを放火するよう指示した。女性は言われるがまま行動し、ATMに火を放った。