【タイ】バンコク
2023年5月7日午後4時頃、ラマ2世通りの高架道路の建設現場でコンクリートの梁が落下し、建設作業員1人が圧死、1人が負傷、車両8台が被害を受けました。
目撃者によると、梁を支えるスリングが切れ、梁にいた作業員と共に落下したとのことです。亡くなったのは54歳の男性です。
タイ高速道路公社(EXAT)は調査を行うために工事を7日間中止するよう命じました。また、プロジェクトの請負業者のCBTコンソーシアムが、死亡した労働者、負傷した労働者、損傷した車両の所有者に補償する責任があると述べました。
CBTコンソーシアムは中国港湾工程有限公司(中国)を中心に、ブリラム・トンチャイ建設株式会社(タイ)、ティパコーン・リミテッド(タイ)が含まれています。中国港湾工程有限公司は、中国政府が出資する中央企業であり、国内外で多数の大型プロジェクトに携わっています。
この工事は繰り返し事故が起きており酷評されている工事です。昨年7月17日には鋼製ブロックが道路に落下して車に衝突しました。同月下旬には橋が崩壊して車両4台が下敷きとなる事故が起きました。この事故では車に乗っていた1人が現場で死亡、橋から転落した建設作業員1人が病院で死亡、さらに2人が負傷しました。8月には鉄製の落下物が車に直撃しました。
(Google ストリートビュー)
昨年7月の事故動画
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